展示・イベント

感覚を開く学びの時間 夏休みの自由研究 "The Sense of Wonder"

特別企画 親子で参加、夏休みの自由研究
The Sense of Wonder
2023年7月22日(土)、7月23日(日)

対象:小学生
<保護者の方の付き添いをお願いします。
保護者の方は保護者チームテーブルをご用意してワークショップに参加していただきます。>

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◼️植物編
「太陽と植物の関係のふしぎ」
多肉植物の成長を観察して確かめよう!
多肉植物の鉢植え二つをお持ち帰りいただきます。

2023年7月22日(土) 11:00〜 100分  参加費:4500円税込
講師:近藤 義展(TOKIIRO)

子供たちは自分で選んだ多肉植物を植えて育てます。多肉植物を選び、二つの鉢に植え、持ち帰り、置き場所を変えて太陽光と多肉植物の関係を夏休みの間観察しレポートにまとめていきます。
多肉植物の特徴、置き場所、観察のポイントをお伝えして、レポートの書き方を解説します。植物が環境に合わせて生きていることや太陽の重要さを実感してほしいです。
保護者の方にも多肉植物を同じように植えていただき1ヶ月間一緒に観察していただきます。


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◼️昆虫編
「ダンゴムシの "こころ"」
釜屋特製「ダンゴムシ用テラリウム」付き
2023年7月23日(日) 11:00〜 90分  参加費:3500円税込
講師:釜屋 憲彦(環世界研究家)

ダンゴムシが危険を感じると丸くなることはよく知られています。けれども丸くなるばかりなのでしょうか。実際、ダンゴムシが丸くなるのは余程堪忍した場合で、多くの場合、敵に背を向けてジグザグとユニークな軌跡を描きながら走ります。敵からうまく逃げるために、丸くなったり、ジグザグと走ったり、実はダンゴムシという生き物は状況に応じて色々な行動をとるのです。
 「状況に応じて色々な行動をとる」ということは「ある行動をしながら、別の行動を隠しもっている」ということです。いったいダンゴムシはどんな行動を、どこに隠してもっているのでしょう。ダンゴムシが隠している行動をどうにか工夫して「ひっぱり出す」ことはできないでしょうか。
 今回、実際にダンゴムシを観察したり、実験したりしながら、ダンゴムシの "こころ" に迫ってみたいと思います。
お家に買えったら近くにいるダンゴムシを捕まえてテラリウムで育てながら観察してみましょう。


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ご予約について
組む東京オンラインストアにてご予約を承ります。最新の残席状況もこちらでご確認いただけます。
https://kumu-tokyo.stores.jp

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<<講師プロフィール>>

◯ 近藤 義展(T O K I I R O)
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1969 年新潟県糸魚川市出身。TOKIIRO 主催、メッセンジャー/植物空間デザイナー。
自分の生きる目的は何なのか?を模索探求する中で2008 年、故柳生真吾さんの多肉植物創作に出会う。2009 年多肉植物をおもに扱い器(空間)に絵を描くように生きた世界を創作する季色(トキイロ)をスタート。著書に「多肉植物生活のすすめ」主婦と生活社、「ときめく多肉植物図鑑」山と渓谷社などがある。NHK 趣味の園芸講師。日本園芸協会 講師

◯ 釜屋 憲彦
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島根県松江市生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科認知科学分野修士課程修了。株式会社スマイルズ、森岡書店の書店員を経て独立。現在、幼児から高校生までを対象に自然科学・哲学の講師を勤める傍ら、生物が独自に体験する世界(環世界)をテーマに研究、執筆活動を行う。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。

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子供たちは自分たちの感覚を頼りに自然を探索し、その驚きや発見を記録していきます。
それは、自然について学ぶだけでなく、自分自身の感覚を分析し、
考えを明確に表現することのトレーニングにもなるのではないでしょうか。
自然と接し、その奇妙さや美しさに感動することで、
自然への興味を持ってもらえたらという願いを込めてこの時間をデザインしました。

この地球上で生きる私たちすべては、生態系の一部であり、
互いに深く関わり合っていて自然は驚くべきことに満ちています。
それを理解し、価値を見つけ、未来を考えるための手掛かりは、自然の中に潜んでいます。

子供たちがそのつながりを理解し、自然の一部としての自分たちの存在を認識することは、
未来への第一歩となるのではないかと考えます。

2023年夏、子供たちと一緒に自然の驚きを再発見し、
感覚をひらく時間を過ごしていただきたいです。

近藤義展